AIバジェットを使うと、AIエージェントが1暦月に実行できる作業量を制限できます。バジェットはAIエージェントが実行できるツール呼び出しの回数に上限を設けるため、個々のAIエージェントの実行を逐一監視しなくても制御を保つことができます。

AIバジェットとは?

AIバジェットとは、AIエージェントが実行できるツール呼び出しの回数に設けられた月次上限のことです。必要なだけバジェットを作成でき、それぞれに名前を付け、任意で説明を追加することもできます。バジェットを分けることで、たとえばチームごとやワークフローごとにAIエージェントを個別に制限できます。

バジェットはその暦月に適用され、毎月1日にリセットされます。手動でリセットする必要はありません。

バジェットはAIエージェントが実行できるアクション数を制限するものです。課金されることはなく、トークン数をカウントすることもありません。LiveAgentはAIの利用に対して料金を請求しません。AIエージェントはお客様自身のアカウントでAIプロバイダーを通じて動作し、その利用分についてはAIプロバイダーに対してお客様が支払うことになります。

ツール呼び出しとみなされるもの

AIエージェントがチケットに対して行うすべてのアクション――たとえばチケットのメッセージを読む、タグを追加する、チケットを解決する、あるいは転送するなど――は、すべてツール呼び出しとみなされます。使用されたツールの種類やAIが消費したトークン数にかかわらず、各ツール呼び出しはバジェットに対して1回としてカウントされます。たとえば、チケットメッセージの取得、チケットメモの取得、ナレッジベース記事の作成という3つのツールを使用したAIエージェントの実行は、3回のツール呼び出しとなります。

あるワークフローがバジェットをどの程度消費するか見積もるには、AIエージェントが1チケットあたりに必要とするアクション数を数え、それに処理が見込まれるチケット数を掛け合わせてください。

デフォルトバジェット

アカウントには、月間300,000回のツール呼び出しを上限とするDefault(デフォルト)という名前のすぐに使えるバジェットが作成されているため、AIエージェント機能の設定を終えればすぐにAIエージェントを稼働させることができます。このバジェットの上限は変更可能で、設定画面のAIセクション内のAI budgets(AIバジェット)から他のバジェットを作成することもできます。

AIエージェントへのバジェットの割り当て

バジェットは、AIエージェントをトリガーするルールを通じてAIエージェントに割り当てられます。 ルールに「Run AI agent」(AIエージェントを実行)アクションを追加する際、AIエージェントとそのツール呼び出しをどのバジェットに計上するかの両方を選択します。バジェットの選択は必須であり、すべてのAIエージェントの実行は特定のバジェットに紐づけられます。Configuration(設定)> AI > AI Dispatch Rules(AIディスパッチルール)でAIディスパッチルールを作成する際にも、バジェットを選択します。

バジェットを使い切った場合の挙動

実行は、作業が完了するか、バジェットが月間上限に達するまでツール呼び出しを継続します。上限に達すると、そのバジェットの下でのそれ以降のAIエージェントの実行は失敗し、実行記録にその理由が表示されます。バジェットは翌月の1日から再びカウントを開始します。AIエージェントの実行結果についての詳細は、AIエージェントの実行を監視するをご覧ください。

ヒント: バジェットの上限到達が原因でAIエージェントの実行が頻繁に失敗する場合は、そのバジェットの月間上限を増やすか、ワークフローを簡素化してAIが1チケットあたりに必要とするツール呼び出しの数を減らしてください。AIエージェントに実際に必要なツールのみを付与することも効果的です。

バジェット使用状況の監視

AIバジェットの一覧には、各バジェットの当月の使用量と残量が表示されます。使用量がバジェット上限の80%に達した時点、および上限に達した時点で、それぞれ強調表示されます。

AIエージェントの実行を監視する

AIエージェントがチケットに対してトリガーされるたびに、その実行の全ライフサイクルを追跡する実行記録がReports(レポート)> AI Agent Runs(AIエージェント実行)セクションに作成されます。各実行記録は、ステータス、実行されたツール呼び出しの数、そして失敗した場合にはその理由を記録します。詳細については、AIエージェント実行レポートの記事をご覧ください。


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