AIエージェントがチケットに対して実行されるたびに、その完全なライフサイクルを記録する実行レコードが作成されます。各実行レコードには、ステータス、実行されたツール呼び出しの回数、失敗した場合はその理由が記録されます。

AIエージェントの実行状況を確認するには、Reports > AI Agent Runs(レポート > AIエージェント実行履歴)に移動してください。

実行レコードに表示される内容

AIエージェントの実行レコードをクリックすると、その実行に関する詳細情報を確認できます。各レコードには以下が含まれます:

  • 実行IDとそのステータス、
  • 実行されたAIエージェントと処理対象のチケットに関する詳細、
  • 開始・完了時刻と所要時間、
  • 実行されたツール呼び出しの回数、
  • 該当する場合は失敗理由。

実行ステータス

ステータス 意味
Submitted(送信済み) 実行が受け付けられ、AIプロバイダーへ送信された状態です。フローまたはモデルが実行中で、ツール呼び出しを行っている可能性があります。
Waiting(待機中) AIプロバイダーが一時的にレート制限されているため、実行が一時停止された状態です。制限時間が過ぎると、LiveAgentが自動的に実行を再開します。
Completed(完了) AIエージェントが、実行を完了とみなすツール呼び出し(チケットを解決、チケットを転送、またはチケット概要を送信)のいずれかを行った状態です。少なくとも1回ツール呼び出しが行われた後にセーフティネットタイムアウトによって終了した場合も、完了として扱われます(詳細は下記参照)。
Failed(失敗) 実行が完了しなかった場合です。例えば、ツール呼び出しが一度も行われないまま10分以上Submitted状態が続いた場合などです(下記のセーフティネットタイムアウトを参照)。実行の詳細を開くと失敗理由を確認できます(下記参照)。

スロットリング(流量制限): AIプロバイダーが一時的にレート制限されている場合、LiveAgentは自動的に実行を一時停止し、プロバイダーの制限期間が終了すると自動的に再開します。ユーザー側での対応は不要です。一時停止された実行が開始から60分以内に再開できない場合は、タイムアウトとなります。

セーフティネットタイムアウト: Submitted(送信済み)状態が10分以上続いても完了しない実行は、自動的に終了されます。その時点で少なくとも1回ツール呼び出しが行われていた場合は完了として扱われ、1回も行われていなかった場合は「Execution timed out(実行がタイムアウトしました)」という理由で失敗として扱われます。

考えられる失敗理由

AIエージェントの実行が失敗した場合、レコードの詳細には以下のいずれかの理由が表示されます:

理由 意味 対処方法
Execution timed out(実行がタイムアウトしました) 制限時間内に実行が完了せず、時間切れになるまでにツール呼び出しが一度も行われなかった場合です。10分以上Submitted状態が続いたか、スロットリングされた実行が開始から60分以内に再開できなかった場合に発生します。 フローまたはモデルの設定と、プロバイダーの稼働状況を確認してください。スロットリングが頻繁に発生する場合は、同時にAIエージェントをトリガーするルールの数を減らしてください。次に条件に一致するルールがトリガーされると、新しい実行が自動的に作成されます。
AI provider error(AIプロバイダーエラー) 処理中にAIモデルが予期しないエラーを返した場合です。 プロバイダーまたはフローの設定を確認してください。エラーが断続的なものであれば、次のルールトリガー時に新しい実行が自動的に作成されます。
Tool execution failed(ツールの実行に失敗しました) AIがツール呼び出しを要求したものの、アクションを完了できなかった場合です(例:既に存在しないエージェントにチケットを割り当てようとした場合)。 フローまたはエージェントのロジックを確認し、参照されているエージェント、部門、タグがLiveAgent上に実際に存在するかを確認してください。
Tenant rate limit exceeded(テナントのレート制限を超過しました) アカウント全体のAIレート制限に達した場合です。 同時にAIエージェントをトリガーするルールの数を減らすか、処理を分散させてください。制限は時間の経過とともに自動的にリセットされます。
Monthly AI budget exhausted(月間AI予算を使い切りました) この実行に設定されたAI予算が、実行完了前にツール呼び出し回数の月間上限に達した場合です。AI予算はAI利用量を制限するものであり、料金そのものではありません。 予算の月間上限を増やすか、チケットごとに必要なツール呼び出しが少なくなるようフローを簡略化してください。詳細はAI予算を参照してください。各予算の使用量は毎月初めにリセットされます。
Credit pool exhausted(クレジットプールを使い切りました) アカウント全体のAIツール呼び出し使用量が上限に達した場合です。 AIエージェントが行うツール呼び出しの回数を見直してください。例えば、チケットごとに必要なツール呼び出しが少なくなるようフローを簡略化します。使用量上限の仕組みについてはAI予算を参照してください。LiveAgentはAI利用そのものに料金を請求しません。実際に利用した分のみAIプロバイダーに対して支払いが発生します。
Ticket was deleted(チケットが削除されました) AIが処理中にチケットがLiveAgentから削除された場合です。 対応は不要です。処理中にチケットが削除された場合の想定された動作です。

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